押し引きは難しい
銀南それぞれ別の対局から、気になった場面をピックアップ。
押し引きがテーマです。
トップ目で迎えたオーラスの親番。
テンパイが入るのでつい手拍子で鳴いてしまいましたがこれはミスでした。
点差的に自分がノーテン終了で良く、残り巡目が少なく待ちも悪いので上がり目が薄い局面です。
ここでマンズのターツを晒してしまうと他家に対して受ける牌がなくなってしまい、放銃による2着3着落ちのリスクが高まるだけと感じました。
今回は無事流局しましたが、実際、上家にテンパイが入っていて、もし自分が58pを掴んでいたらと思うと・・・・・・
こういったバランス感覚は常に意識して打っていきたいところです。
対面のリーチを受けてなんとか形式テンパイが取れたところでこの6s。
制限時間一杯まで使って結局切ってしまったのですが、これもミスでした。
上家はリーチ後に発、6mと明らかに押してきており、テンパイ濃厚。
それに加え6sは超危険牌かつ河底のおまけ付きです。
親権を維持したいとはいえ、罰符で順位が変わるわけでもないので歯を食いしばって降りるべきでした。
役牌2種から9mと自然な切り出しの親が4巡目にオタ風の北をポンして打赤5pです。
さらに上家がその赤5pをチーして打8sとした場面。
打点は不明ですが、親は明らかに早そうです。仮にバック仕掛けだとすると残りの役牌は東、白、中の3つの可能性が残っており必ずしも東を持ってるとは限らないのですが、自分の手格好に全く魅力がないので万が一のドラ暗刻をケアしここで早くも完全撤退して、やる気がありそうな上家に任せることにしました。
なんとなく弱気すぎる感じもするし、この早い巡目でベタオリ開始しても終局までオリきれる保証はどこにもないので非常に悩ましいです。
見えないものに過剰に怯えるのは良くないとは思うのですが、皆さんはどうするでしょうか?